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アオシマ文化教材社のEH10組立記〜試作車編〜(1/50 scare) |
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EH10試作車:EH103製作記 |
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1.車体の組み立て加工 |
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アオシマ文化教材社のEH10のディスプレーモデルは「試作車」に近いことを「前書き」で説明致しました。 しかしながら多くの手直し箇所が存在していいます。 以下に手直し箇所を以下の通り記します。 備考欄の「必須」とはキットに必ず施してほしい加工です。 |
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手直し箇所一覧 |
No. |
車体廻りの修正および加工箇所 |
詳細 |
12 |
備考 |
a) |
正面窓拡張 |
正面窓を広げる。窓両隅柱を実間的に修正。 |
完 |
必須 |
b) |
屋根の機器搬入口,モニターほかの削除 |
モニターは量産車タイプなので作り直すために削除。 |
完 |
必須 |
c) |
車号および製造工場銘板ほか削除 |
EH103は「東芝」製ですがOゲージ用を利用する。 |
完 |
必須 |
d) |
妻窓(連結面の窓)をふさぐさぐ |
モニター同様,妻窓は埋め込んで撤去。 |
完 |
必須 |
e) |
正面・中央柱を追加 |
キットの柱を削除し新たに設けました。 |
完 |
必須 |
f) |
胴受けの製作 |
連結器,胴受けのスクラッチ。 |
完 |
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g) |
正面窓(Hゴム含)の製作 |
正面窓を作る。 キットの窓は台形なので廃棄。 |
完 |
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h) |
正面飾り帯(上段帯)の製作 |
正面飾り帯(通称“ひげ”)の大きさを直す。 |
完 |
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i) |
貫通幌のスクラッチ |
この工程で第1車体,第2車体として区別される。 |
完 |
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j) |
中間渡り電線管のスクラッチ |
貫通幌に中間渡り電線管を付け加えました。 |
完 |
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k) |
屋根上モニターの製作 |
モニター(片ガーランドベンチレ-タ付)のスクラッチ。 |
未 |
必須 |
l) |
台枠の後部の一部を削除 |
明らかに設計ミスな箇所なので修正が必要。 |
完 |
重要・必須 |
m) |
台芯位置(ボギー間隔)の変更 |
量産車の4950mmより長い5000mmに対応。 |
完 |
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n) |
床板の製作,台枠の固定 |
台車が分離出来るようにネジ止めに変更。 |
完 |
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p) |
パンタ台及び歩み板の製作 |
パンタ台および歩み板(踏板)をスクラッチ。 |
完 |
車体・屋根 |
*) |
製作途中で項目(No)が増える事もありますが随時追加致します。 |
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では,No.順にご説明致します。 |
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-1. |
加工前の柱巾は6.5mm。 EH10らしさが感じられない最大の問題箇所です。 これを最終的に4mmまで狭める。。 |
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-2. |
いきなり-1.のように4mmまで.柱巾を狭めてはいけません。-4.の過程をふむ必要があるからです。 そのためまず窓柱を5mmまで削り4隅にR(=4mm)を付けます。 隙間(空間)が出来るので3mm角棒で埋めます。 右の車体は未加工。。 |
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-3. |
裏側(室内)からながめた様子。 |
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-4. |
隅(窓柱)は内側へ向かって傾斜を付けます。 詳細はe-4.を参照下さい。 傾斜を付けつつ窓柱を4mmに仕上げます。 その結果,内部の巾は-1.のように48mmに成ります。 |
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-1. |
屋上の機器搬入口,モニターを切り取り(撤去)します。 |
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-2. |
埋め戻し材は切り取ったモニターから活用しました。 適当にRがついているので好都合でした。 |
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-3. |
埋め戻した状態。 加工前はこの部分が段に成っていました。 ついでに「信号炎管」用の穴もふさぎました。 |
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-4. |
埋め戻したところは裏(室内)側から当て板を貼り補強しました[裏打ち]。。 |
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-1. |
製作する車輌は3号機なので車号を削り落としました。 東芝の製造所銘板はOJ(O)ゲージ用と比較してから考えることにし今は残しておきます。 |
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-4. |
ついでに前面の「手摺」穴は埋め,開放テコ上の「ステップ」は削り取りました。登場(落成)時はこれらはありませんでしたので・・。同じ理由で「信号炎管孔」も埋めました。。 |
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-1. |
妻窓は量産車には有りましたが試作車には無いのでプラ板でふさぎました。 |
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-2. |
裏(室内)側に0.5tプラ板を裏打ちして補強しました。 |
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-1. |
上の実物に対してキットの中央柱は全く形状が異なっています。 中央柱は是非,作り直したいものです。 |
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-2. |
キツトの柱を撤去し「0.5tのプラ板」を貼りました。 あとでHゴムを作る際にプラ板の地が白では見にくいので-3.のようにあとで黒塗りしました。 |
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-3. |
柱は「1.2φの真鍮線」を加工したものです。 もう一段細くても良かったと思います。 |
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-4. |
柱と隅の詳細図(電氣車の科学・通巻64号から)。 模型製作にそくし補足致しました。 |
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-1. |
試作車の登場時には連結器・胴受けが車体につながっているように見えます。 そこでキットとは別にスクラッチしました。 胴受け下部はキットのパーツをあとで使います。 |
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-2. |
胴受けを付けた正面。 胴受け下部はキットのを利用するつもりです。 連結器を装着する段階(5.;室内機器の組み立て)でご説明します。 |
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-3. |
第1車体と第2車体の両方に胴受けを付けたところ。 |
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-4. |
試しにスカートを付けてみる。 |
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-1. |
正面の窓は「長方形」のはずです。 台形に見える理由はe-4)の通りです。実物のガラス窓サイズは1100×590(mm)の長方形です。 |
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-2. |
この台形に見える窓ですが天賞堂のプラモデルをはじめ多くの模型がそうなっています。 絵画の世界ならこれで良いかも知れませんが,実物通りにしたいものです。 |
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-3. |
キットの正面窓(Hゴム)も「台形」に成っています。 EH10は101(103)形・国電と異なり上方に奥行きがあるので正面から見ると台形に見えるわけです。 遠近方では下記のようには成らず台形に描かれます。 |
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-4. |
Hゴムは縁の厚みが出ないように「0.3tのプラ板」から製作しました。 実物の窓の大きさは1100×590(mm)の長方形(厚さ8mm)です。 模型では22.5×11.5(mm)としました。 |
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-1. |
「0.5tのプラ板」から製作しました。 上段は「試作車」用,下段が「量産車」用です。 |
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-2. |
上段の「試作車」用を用い前面に貼り付けました。 貼り付け後,窓を抜きました。 これでEH10らしく成りました。 |
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この加工に於いて「第1車体」と「第2車体」を区別しなくては成りません。 加工のほとんどは第2車体側に成ります。 |
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-1. |
キットの幌は固定式で構造が異なります。 そもそもディスプレーモデルなので仕方有りませんが・・・。 まず,第2車体側の「幌枠」を残し内部を切り取ります。 |
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-2. |
他方,第1車体側ですが,こちらは幌枠そのものを削り取ります。 取った部分に「摺板」を貼ります。 第1車体側の幌に関する加工は終わりです。 扉はあとで切り抜きます。 |
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-3. |
以降は,第2車体側の加工です。 幌は洋白板から製作しました。 また,第1車体の摺板への「当たり板」も同様に洋白板で製作しました。 |
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-4. |
最初はプラスチック(0.5プラ板)で試作しましたが剛性がないので作り直した次第です。 |
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_PlasticHoro(RIMG8984 340_255px).jpg) |
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-5. |
幌の下からは「シリンダー状のバネ」が作用し第1車体の摺板へ押しつけていました。 このシリンダーは真鍮パイプを利用しました。 幌枠下のパイプがシリンダーです。 |
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-6. |
幌の上部は「バンド状のバネ」が作用しています。 実物はもっと高い位置に着いていますが,キットの幌枠を生かすとこの位置に成るかと思います。 |
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-7. |
シリンダーから動作している棒(押し付け棒)は幌側へ取り付けました。 本来なら,これはシリンダー内部に収められスプリングで伸縮するわけですが断念しました。 |
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-8. |
上部も板バネで復元する構造に成っていました。 このバネは「隣青銅板(0.2t)」を使用します。 組み込みは車体の塗装後に装着します。 |
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ここまで「中間わたり電線樋」を省略していましたが,やっぱり製作する事にしました。 |
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-1. |
まず幌の下部中央に「電線樋」を追加しました。 |
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-2. |
図面を示します。 |
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-3. |
キツトの組み立て説明書で中間連結棒を装着する所は本来「緩衝器」です。 そのため第1車体, 第2車体ともにここをプラ材で埋めます。 その上の穴は「中間渡り電線樋(でんせんとい)」の貫通する穴です。 |
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-4. |
真ん中からは客車のような「ダンパー」が作用していますがこれは「故・吉村氏(ロンちゃん)」のアイデアを使わせて頂きました。 この部分はEH1015のサイトも参照下さい。 |
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-5. |
第1車体(右), 第2車体(左)を合わせた状態。 |
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-6. |
第1車体の場合は下記のように手直しました。 |
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-5. |
モニター取付け板を張ります。 後で気がついたのですが,厚みを0.8mmにしましたが0.5mm程度で良かったと後悔しています。 |
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-5. |
周囲にボルトを表現しました。 ボルトは0.7mm真鍮線を見立て植え込みましたが0.6mmでも良かったと思いました。 尚,裏(室内)側から瞬間接着剤で固定しました。 完全に固まったらモニター取付け板からから0.3mm程度頭を残し削り取りました。 |
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-5. |
モニター(本体)は0.4t真鍮板で作りました。 最初は0.5tのプラ板を考えましたが,一部細いところがあったり取り外し可能にするだけの強度も得られませんでした。 |
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-5. |
片ガーランドベンチレータは0.3t真鍮板からスクラッチしました。 左の一群はベンチレータを囲む枠金具です。 |
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-5. |
片ガーランドベンチレータの詳細。 |
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-6. |
片ガーランドベンチレータを所定の位置へ取付けました。 |
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-1. |
車体の加工が続いて飽きてきましたので台枠を眺めていたら重大な問題を発見しました(大げさ(^_^))。 |
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-2. |
台枠を車体にかぶせると台枠の後方が車体から飛び出てしまいます。 原因は下記の通りでした。 |
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-3. |
台枠後部の一部(赤色で囲んだ部分)を削り取ります。 |
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-4. |
または,エンドミルで-2.の出っ張りに当たる所を削ります。 |
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-5. |
-3.の方法が簡便なので作りかけの量産車用と共に加工を施しました。 |
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-6. |
この加工後は車体をかぶせても台枠後方が内部に収まる事が確認出来ます。 |
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歩み板(踏み板)と水切りの延長が必要でした。 |
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-1. |
パンタ台はスリットを設けはめ込みました。 その後,瞬間接着剤で固定しました。 |
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-2. |
位置決めには簡単な治具(真鍮板)を利用しました。 この治具はパンタグラフ作製時にも活用します。 |
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-3. |
試作車のランボードは3分割されています。 下記は前位のランボードです。 木目はオーバーなので削り落しました。 |
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-4. |
通風器(ガーランド形ベンチレータ)の間にあるランボードはモニターを取付けて現物合わせで配置しました。 |
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-5. |
パンタ台脇のランボードは長さを延長しました。 足した部分がわかると思います。 車体の肩にある水切りも延長しました。 |
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第1車体と第2車体の母線渡りに係わる碍子台(凸形)とパンタグラフからの引き通しに係わる碍子台をスクラツチしました。 後者の碍子台は試作車だけに関する機器ですが製造メーカーによってその数が異なります。 EH103の場合は1箇所です。 |
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凸形の碍子台(No.;C-4)はキットに附属していますが碍子と一体と成っていて実感的でないのと取付脚も簡易で実感的でないのでスクラツチしました。 |
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真鍮板(0.4t)でスクラッチしました。 その展開図は下記の通りです。 量産車の場合も同様です。 |
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αが屋上中間碍子台,βはパンタグラフからの引き通し線(板状)を受ける碍子台。 尚,γはPS15用パンタ台です。 |
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最終的には更に2個追加する事に成りました。 詳細は「3.パンタグラフの製作, B-3」を参照願います。 |
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-1. |
試作車のボギー間隔は図面上,1/50で38mmです。 幸い台枠を1mm延長しても車体に収まる事がわかったので-2.の通り1mm延長しました。の |
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-2. |
キットの寸法は量産車の寸法:37mmに合致していました。試作車にすべくいったん台枠を切断し,1tプラ材をはさみ延長しました。 台枠の強度を保つため裏打ちしました。 |
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-1. |
プラスチック製アングル材[田宮製;5×5]を利用し車体に貼り付けました。 このアングルの板厚は1mm(=1t)なのでネジ切りの側のみ更に1mm厚のプラ材を貼り付け板厚を稼ぎました。 アングルの位置は「台枠厚」「床板厚」分を確保しまし「車体裾から6.7(mm)」の位置へ貼り付けました。 |
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-2. |
台枠は下の写真のように収まります。 実際は台枠に加え間に床板もはまります。 |
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-1. |
洋白板(0.4t)から製作しました。 |
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-2. |
試作車の台枠へ瞬間接着剤で固定しました。 位置は言うまでもなく乗務員扉直下です。 |
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