アオシマ文化教材社のEH10組立記〜「パンタグラフ」編〜(1/50 scare)
 
  EH10用パンタグラフ:PS15   
  3.パンタグラフの製作  
   このキットには当然パンタグラフが付いています。 しかし,その形はPS15とはほど遠く,むしろPS14に近いのです。 また骨組みがプラスチックなので強度的に脆弱です。 私のキットでは,骨組みのパーツが変形していて使い物に成りませんでした。 なにせ定価が\2,500-の時のキットで交換要求する事も出来ません。 こうした事情もありスクラッチする事にしましたが精密に作ろうとすると泥沼に足を入れることになるので簡易,すなわち1/80の拡大版程度として製作する事にしました。
 
パンタグラフは「試作車」「量産車」ともに共通なので「試作車」「量産車」と分けず統合したページ作りを致しました。 
 
     
  -1.  キットのパンタグラフはPS14PS15のシルエットを追加したような感じ。PS15の動作用バネ数は2本です。    -2.   手元に「こみや」製PS15があったので参考にしようと思いましたが・・・あけてびっくり! 参考に成りませんでした。   
     
  -3.    キットのパーツ。 曲がっていて使えませんでした。    -4.    結局,天賞堂のPS15を参考に設計する事にしました。   
     
     
 
@ 試作
 
   まずはじめに試作する事にしました。 試作の結果ほぼ満足行く結果だったので試作品は試作車:EH103に搭載する事にしました。  
     
  -1.    「集電船」は或る程度厚みが必要なのでキツトのパーツを使う事にしました。 実物の両端は肉抜されていますが肉抜すると強度がなくなるので省略しました。      -2.    「集電船」と「釣り合い装置」。  
     
  -3.    骨組みは0.6φ真鍮線を用いました。 突き合わせ部分は洋白薄板(0.2t)で裏打ちしています。 また,はめ込み部分(可動部)はカシメています。 両端が「主軸」です。   -4.    「主軸」の一端は主バネの取付け部としていますがあとで鈎状に加工しました。 「イコライザー」は省略しました。 実物の主軸は丸棒ですが板状です。  
     
  -5.    フレームと「動作軸」を合体させ模型化しました。 動作軸には「主バネ」の一端を引っ掛けます。    -6.   動作軸と主軸には主バネが取り付けられますが,これには「エンドウ模型の密着連結器」で使われる復元バネをそのまま用いましたが,最終的には長さを縮めています。   
     
  -7.    左右の開き具合が少々違う感じです。 尚,集電船は「釣り合い装置」にただ乗せただけでまだ固定していません。   -8.    集電船の水平は「釣り合い装置」のうち上枠に接する部分(部)を削り取り調整できます。    
     
  -9.    以上の通り一応,試作を完了しました。 さらに「高さ調整」と「鍵(実物にはない)の手当」をします。   
     
     
 
A 調整と製作
 
     
  -1.    試作品のフレームに梁を設け強化しました。 更に「高さの調整」を検討しましたが調整は必要ありませんでした(当初の設計通り)。 尚,PS15の「標準高さ」はフレームから1050mm1/5021mmです。     -1.    折り畳んだ際の固定用に「鍵」を設けました。 鍵は実物のPS15にはありません。  
     
  -3.  集電船を釣り合い装置に接着し仕上げました。 痕跡などは摺り板を張り付ければ隠れるので問題ありません。    -4.   試作品をEH103の車体に取り付けてみました。 まだ問題があります。 主バネがはずれ易いのです。   
     
  -5.    主バネはエンドウ模型の密連に使われているバネの長さを縮めて流用していますが張力が足りないのが欠点です。このままでは主バネが外れやすいのです。 反面,高さはほぼスケール通りに維持するのでなんとかしたいところです。    -6.    参考にした天賞堂の製品では張力に富んだバネを使用しています。 張力がありすぎるので,このままではパンタグラフは開きすぎてしまいます。そこで主軸にストッパーを設けて高さを調整しています。下の写真はストッパーを示します。  
     
  -7.    結局,主軸のうちバネを架ける部分を鈎状にする事にしました。 これで主バネの脱落は防げます。    -8.    量産車:EH1015に搭載するパンタグラフ。  母線の口出し線が付いています。 天賞堂製PS15のようなストッパーを設けず高さを確保出来ました。   
     
     
 
B パンタグラフ周辺の配管(試作車) 
 
  試作車:EH103のパンダグラフ周辺の配管を施しました。 ここでは碍子は仮に付けています。  
     
  -1.    中間渡り碍子台からパンタグラフ碍子台に至る間に都合3箇所の碍子台が存在しているのでうちバ    -2.    中間渡り碍子台とパンタグラフはかなり接近しています。  
     
  -3.    中間渡り碍子台から増設碍子台へ至る渡り線(板)。 -4.    パンタグラフへ至る渡り線(板)。  
     
     
 
C パンタグラフ周辺の配管(量産車)
 
  量産車:EH1015のパンダグラフ周辺の配管を施しました。 碍子は仮に付けています。   
     
  -1.    屋上中間碍子台へ至る母線の引き込み線です。   -2.    パンタグラフからの母線引き込み線です。   
     
     
 
C 避雷器および台座の加工
 
     
  -1.   キットの避雷器(LA12Aタイプ)は歪つなのでなんとかしたいものです。 結局,フランジをスクラッチし胴体(筒)上に貼り付ける事にしました。   -2.   フランジを貼り付けて完成(でっち上げた)避雷器。 OJゲージ(1/45サイズ)用としてLA12A避雷器が売られていますが2個買うとこのキットが買えてしまうのでここは我慢です。  
     
  -3.    試作車の避雷器(LA12A)台座。 連結面にある。    -4.   量産車の避雷器(LA12A)台座。   
     
   避雷器の取付けは塗装後仕上げの段階で行います。 避雷器への配管は省略しました。   
     
   これでパンタグラフの製作は終わりました。 引き続き次の過程をご覧頂けましたら幸いです。  
             
 
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